「美作ノ国演技塾」 受講生の募集始まる 「美作の国映画プロジェクト」で/岡山・津山市

経済・産業 「美作ノ国演技塾」の参加を呼びかけるプロジェクトメンバー(左から大和田廣樹エグゼクティブプロデューサー、大谷監督、芦田プロジェクト会長)
「美作ノ国演技塾」の参加を呼びかけるプロジェクトメンバー(左から大和田廣樹エグゼクティブプロデューサー、大谷監督、芦田プロジェクト会長)
         

 岡山県美作地域を舞台にした映画制作を通して地域活性化を目指す「美作の国映画プロジェクト」は、8月9日から始める「美作ノ国演技塾」の受講生募集を開始した。対象は高校生以上、プロ・アマ問わず、定員は25人程度。全10回の演技ワークショップを経て、短編映画の制作と上映を行う実践的な内容となっている。

 講座は10月5日までの間に開催され、会場は勝間田町の城東津山シネマを中心に、真庭市や奈義町でも一部実施される。受講料は6万8000円。演技理論からカメラ前演技まで、大谷健太郎監督による指導を受ける。

 講座修了後、10月11日から13日にかけて津山、真庭市、奈義町を舞台に短編映画を撮影。作品は12月6、7日に開かれる「津山国際環境映画祭」で上映予定で、受講生が舞台あいさつにも立つという。

 プロジェクト会長の芦田雅嗣さんは「演じる・撮る・見せるという三段階を通して、地域人材を発掘したい」と話す。

 大谷監督は「地方で本格的な演技塾を開くのは挑戦だが、津山、美作地域で全国に通用するような俳優を育てたい。倉本聰さんの富良野塾や、大林宣彦監督の尾道三部作のように、地域に根ざした映画文化が芽生えることを願っている」と思いを語った。

 参加希望者は公式サイトの応募フォームから申し込む。全日程参加型に加え、1回ごとのチケット制も用意されている。

「津山を地域に根ざした映画文化発信の拠点に」と熱弁を振るう大谷監督
「津山を地域に根ざした映画文化発信の拠点に」と熱弁を振るう大谷監督


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