岡山県津山市の津山高専「海外研修プログラム帰国報告会」が19日、同高専多目的ホールであり、海外でのインターンシップや技術研修などに昨年度参加した学生が体験内容や成果について発表した。
コロナ禍による見合わせを再開した昨年12月から、今年3月にかけて七つのプログラムに延べ41人が参加。報告会には学生や保護者約60人が出席し、各プログラムの代表者が報告した。
このうち岡山市が本社の日系企業・ナカシマベトナムでのインターンシップについて、機械システム系5年・松田優大さんは「鋳造で船舶のプロペラを製造。ジャパンクオリティーを求める中で職人技を多く必要としており、海外に就職するのも手だと思った。ベトナム語を話せずとも身振り手振りでコミュニケーションがとれ、自信と前向きさが身についた」と成果を強調した。
タイ王国プリンセスチュラポーンサイエンスハイスクールでの科学技術研修について、先進科学系5年・林順平さんは「英語での研究内容の書き方が身につき、タイ人と仲良くなれた。違う言語と文化にインスピレーションを求めて行ったが、人々にとても活気を感じた」と話した。