加茂地区の民生・児童委員が21日、行政相談委員の八木惠三子さん=岡山県津山市加茂町小中原=を講師に迎え、行政に関する困りごとや要望を聞いて解決を進める制度「行政相談」について学んだ。
市民を手助けする活動に生かそうと、加茂福祉センターでの定例会に26人が集まった。
八木さんは「国の行政などに関する苦情や意見、要望を受け付け、その解決や実現を促進するとともに、行政の制度や運営の改善に生かす取り組み」とし、医療保険・年金、雇用、道路、社会福祉など幅広い分野に対応していると説明。ボランティアとして総務大臣から委嘱を受ける行政相談委員は市内では6人が活動しており、公民館などで行政相談所を開設していることを紹介した。
これまでに市内で改善された事例として、小学校前の危険な坂道への階段の設置、中学校入り口前の道路への横断歩道の設置などを挙げ「困ったことがあればどのようなことでも声をかけてください」と呼びかけた。