岡山県津山市のつやま子ども未来塾と美作大学の協同企画「親子で作ろう!お弁当」(実行委、市教委主催)が同大学で開かれ、市内の小中学生の親子連れら約30人が料理を楽しんだ。
食物学科の中山真知子講師(45)が指導にあたり、同学科の4年生3人が手伝いを行った。参加者は津山市産の食材を使った「しょうがごはん」「ジャンピーのおかか和え」「豚肉のケチャップソテー」など、主食、主菜、副菜の計6品を調理した。
子どもたちは保護者やきょうだいと役割分担。慎重に包丁を扱ったり、フライパンで野菜を炒めたりした。親子で声をかけ合い、会話を弾ませて会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。出来上がった総菜を弁当箱にきれいに詰めた後は、ハムやチーズで作った花型の飾りを乗せて完成。
弥生小3年の小倉莉央さん(8)は「カラフルでかわいらしく出来上がった。今度はお父さんのために作りたい」。母親の茜さん(36)は「日々忙しい中、娘と2人でゆっくり過ごす時間ができてよかった」と話していた。