本年度の「赤い羽根まちづくり福祉活動助成事業報告会」が24日、山北の市総合福祉会館で開かれ、赤い羽根共同募金から助成を受けた3団体が1年間の活動内容や成果を発表した。
住民主体の地域福祉活動の成長を応援するとともに共同募金の啓発を目的に、2011年から毎年行っている。連合町内会支部(上限20万円)や町内会(同10万円)に助成しており、今回は志戸部、下高倉西一区、宮部上町内会に贈った。
3人の審査員の前で、各町内会代表者は地域の特性を生かした多世代交流イベントや防災訓練などについて発表し、質問に答えた。
宮部上町内会(約50世帯)の奥勝美会長は、住民のほとんどが高齢者で過疎化が進む現状を説明した。その上で、住民たちが助け合って暮らせるようなコミュニティづくりの事例を紹介。同町内会のホームページを立ち上げ、地域外に住む高齢者の家族らに向けて情報を発信している話もした。
奥会長は「コロナ禍でも何もしなければ、さびしい地域になってしまう。住民が元気で明るく100歳を目指にせるよう、頑張っていきたい」と述べた。審査員たちは「ハザードマップなどを掲載し、ホームページを有効的に活用している」と感心していた。
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活発な活動が紹介された報告会
「赤い羽根まちづくり福祉活動助成事業報告会」
- 2021年3月31日
- 医療・福祉