岡山県津山市は2日、地域おこし協力隊として着任した坂口慎太郎さん(44)に委嘱状を交付した。神戸市から移住し、JAの久米ぶどう部会で農業技術の習得や農作業支援、地域農作物の活性化などに取り組む。
津山市役所で式があり、谷口圭三市長が「地域に新しい息吹、視点を取り入れてほしい」と激励し、委嘱状を手渡した。任期は10月1日から3年間。
会社員をしながら、「こうべ果樹の就農学校」第1期生(ネクストファーマーコース)として、新規就農に向けた知識や技術を学んだ坂口さん。「新しい物、価値を生み出したいという気持ちが強く、4年前にドイツを旅した時、農業のポテンシャルの高さに気づかされた」「農業をしたい移住者への環境づくり、サポート、人口増につながる仕組みを構築したい」と決意を語った。
市は2015年度から協力隊事業を始め、坂口さんを含めて現在9人が活動している。