第41回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会が15日、たけびしスタジアム京都を発着点とする9区間42・195㌔のコースで行われ、3区(3㌔)では岡山のドルーリー朱瑛里(津山鶴山中3年)が17人を抜き、区間新を記録。大阪が2時間15分48秒で8年ぶり4度目の優勝を果たし、3連覇を目指した京都は49秒差で2位。3位に福岡が入った。
注目の3区では、岡山のドルーリーが17人抜きの快走を見せた。「調子が上がっていた。体が軽かった」。ストライドの大きな走りで序盤から飛ばし、従来の区間記録を8秒更新する9分2秒をマーク。「最低でも9分5秒は切りたかったのでうれしい。8分台も視野にはあった」と落ち着いた様子で話した。
父はカナダ出身。昨夏の全国中学校体育大会では1500㍍で優勝した。中学の女子陸上部員は3人。ほとんど経験のなかった駅伝は「沿道の応援もあったり、前に人もいたり、自分にとっては走りやすかった」。今後の目標を「インターハイでインパクトを残したい」と述べた。
【区間賞】
1区(6㌔) 小海遥(新潟・第一生命グループ)19分6秒
2区(4㌔) 渡辺菜々美(神奈川・パナソニック)12分31秒
3区(3㌔) ドルーリー朱瑛里(岡山・津山鶴山中)9分2秒=区間新
4区(4㌔) 山本釉未(京都・立命館宇治高)12分56秒
5区(4・1075㌔) 上杉真穂(千葉・スターツ)13分7秒
6区(4・0875㌔) 近藤希美(神奈川・東海大相模高)12分47秒
7区(4㌔) 岩崎麻知子(福島・学法石川高)12分34秒
細谷愛子(京都・立命館宇治高)12分34秒
8区(3㌔) 木戸望乃実(福島・石川中)9分43秒
9区(10㌔) 松田瑞生(大阪・ダイハツ)31分22秒
【総合成績】
第1位 大阪 2時間15分48秒
第2位 京都 2時間16分37秒
第3位 福岡 2時間16分47秒
第4位 神奈川 2時間16分49秒
第5位 東京 2時間17分13秒
第6位 千葉 2時間17分39秒
第7位 鹿児島 2時間18分39秒
第8位 愛知 2時間18分47秒
第18位 岡山 2時間21分17秒
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