成年後見制度などの相談窓口となる「鏡野町権利擁護センター」が1日、岡山県苫田郡鏡野町町古川の町社会福祉協議会に開設された。愛称を6月5日まで募集する。
相談内容は、判断能力が十分ではない高齢者や障害者の代わりに法律家らが契約手続きなどを行う同制度をはじめ、児童虐待、DV(ドメスティックバイオレンス)、消費者被害など。町の関係部署や専門機関などと連携し、解決を図る。
2018年に権利擁護事業実施要綱が制定され、設立準備委員会が協議を重ねた。権利擁護センター設置は県内10カ所目、美作地域では4カ所目。
看板の除幕式が同所の鏡野地域福祉センターであり、同協議会長の山崎親男町長は「町民の願いであり、多くの意見を検討した。困りごとや心配ごとがある人に丁寧に対応したい」と話した。
愛称は▽センターのイメージにふさわしい▽鏡野町の地域のイメージにふさわしい▽覚えやすく親しみやすい―が条件。応募は町内在住、在勤、在学者に限り、一人2点(自作の未発表)。用紙に記入し、持参か郵便、FAX、メールで同権利擁護センターに提出。結果は8月にホームページに掲載し、採用された人に通知する。
問い合わせは、同センター(℡0868-54-1243)。
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町社会福祉協議会に開設した権利擁護センターの看板を設置する職員
「鏡野町権利擁護センター」開設に伴い、同施設の愛称を募集/岡山・鏡野町
- 2020年4月2日
- 行政・公共