全ての小中学生に1人1台のパソコンを配備する国の「GIGAスクール構想」で、津山市内で最初に納品を受けた東小学校(山北)の児童が13日、ノートパソコンを使い、興味津々で体験した。
同校は東京学芸大学の研究モデル校にもなっている。この日は1〜4年生が、今後主に利用するグループウェアツール(Google for Education)の一斉ログインを実施。前日までに済ませた5、6年生が1、2年生を補助した。
1年1組(25人)では担任が「6年生まで使うパソコンです。大切にしましょう」と話し、子どもたちはそれぞれパソコンを開き、説明を聞きながらIDとパスワードを入力。Googleの画面が表示されると、マップ機能を使って地図や航空写真を見たり、指で触れて画面を拡大したりした。NTTフィールドテクノに委託してこの日から運用が始まったICT支援員も派遣され、児童や教員をサポートした。
男子児童の一人は「地図を見るのがとても楽しくて興味がわいた。これからパソコンを頑張りたいし、6年生になるまで大切にしたい」と話していた。
市内小中学校では約8000台の納品が順次進んでおり、年度内に完了する予定。
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6年生の補助を受けながらパソコンを体験する1年生