津山・美作地域の創業希望者・第二創業者、起業家精神を持った学生を応援する「Homing ビジネスプランコンテスト 2021」(レプタイル主催、津山朝日新聞社など共催)が7日、山下の津山文化センターで開かれた。一次審査を通過した9人が自身のビジネスプランを披露。地域の農家と都市部の店舗を結ぶプラットフォームを提案した会社員・國米裕喜さん(39)=神代=が大賞に輝いた。
ファイナリストは起業スクール「Homing」第3期生の生徒と一般参加の計20人から選ばれた。審査員は丸尾宜史社長と、共催のつやま産業支援センタ―、津山信用金庫の各代表が務めた。
持ち時間は3分間。金融機関や行政関係者、オンライン参加も含めた計約300人を前に、パフォーマーと店をつなぐエンターテイメントサービス、テントサウナの開発・販売を通した地域振興、地方への長期インターン生派遣、リモートの現役大学生による家庭教師など、多彩な事業プランをそれぞれアピールした。
表彰式では入賞者に賞状・副賞を手渡した。大賞の賞金は10万円。國米さんは「地域を元気にする農業を目指したい」と喜びを述べた。
また、九州パンケーキカフェで知られる一平ホールディングス社長で、日本を元気にする88人(フォーブスジャパン)に選出の村岡浩司氏が基調講演。「地方の可能性はいまだかつてないほど大きい」としたうえで「強烈な個性を堂々とぶつけて」とエールを送った。
コンテストは「Homing」プロジェクトの、創業スクール「Homing」と2本柱。
プロジェクトは5年間でUIJターン者を中心に100人の創業者輩出を目指しており、現在3期目。
大賞を除く被表彰者は次の通り。(敬称略)
▽学生部門=谷野夏羽(岡山大1年)▽創業部門=岩野大輔(津山市地域おこし協力隊)▽ビジネス部門=中上遥香(IroDori)
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プレゼンする大賞に輝いた國米さん
「Homing ビジネスプランコンテスト 2021」
- 2021年2月8日
- 経済・産業