「110番の日」(1月10日)に合わせて岡山県警津山署は、津山市河辺のイオン津山で、通報模擬訓練と不審者対応訓練を実施し、買い物客らに「110番通報」の適切な利用を、施設従業員には日ごろの保安体制と防犯への意識向上を呼びかけた。
署員12人、イオンモール津山の各店舗の店員18人と警備員らが参加。防犯訓練では、署員が扮(ふん)する不審者の男が大声で叫びながら暴れ始め、止めようとした従業員をナイフで切りつけたという想定で行った。
店員は役割を分担して施設内の防災センターへ連絡し、けが人を保護。その間、数人が買い物カートを使って不審者を取り囲み、警察が駆け付けるまでの間、周囲に被害が及ばないよう対処した。
通報訓練では参加者2人が、「事件や事故があった場所と時間、状況を落ち着いてしっかりと伝える」「断片的な情報でも構わないのでわかりやすく正確に話す」といった指導を受けながら窃盗事件と交通事故に遭遇した時の通報に挑戦。警察からの質問にしっかりと答えていた。この後、署員たちは訪れた家族連れらに啓発用チラシとグッズを配った。
同署によると、昨年、管内の110番通報件数は8590件(前年比359件増)で、このうち受理した有効件数は7342件(同663件増)。残りの約1200件はいたずらや間違い、無言、緊急性の無い相談といった内容が含まれている。さらにスマートフォンの誤作動、誤操作による電話もかかっており、三好健司地域課長は「電話を切っても警察は状況確認のために動く。もし誤ってかけてしまった場合はその旨を必ず伝えてほしい。また、要望や相談については各署の代表電話や警察総合相談電話(♯9110)の利用をお願いしたい。署員たちが有事の際に早期対応できるよう正しい利用にご協力を」と注意喚起している。
