岡山県真庭市出身のバイクレーサー・松岡玲選手(22)が19日、太田昇真庭市長を表敬訪問し、日本モーターサイクルスポーツ協会主催の国内最高峰の年間レース「2024MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ」ST600クラスにおいて今シーズンの総合ランキング6位になったことを報告し、来シーズンに向けての意気込みを語った。
松岡さんは4歳の時に父親の影響を受けてバイクを始める。高校2年生の時に「2019MFJカップJP250」でシリーズチャンピオンに輝き、育成ライダーとして本格的にレーサーの道へ。2020年に「ITO RACING BORG CUSTOM」に所属して活動している。
全日本ロードレース選手権は各レースの着順によってポイントが加算され、その合計点でシーズンの順位が決まる。昨シーズンは12位という結果に納まったが、今年は休暇中に再度バイクの構造や乗り方などを見直すなどして研さんを積み、計6戦の中で合わせて52ポイントを獲得し、見事ランクアップを果たした。
同市久世の市役所を訪れた松岡さんは「真庭市のみなさんに応援していただき、ありがたい。しかし、順位が上がってもさらに上がいるので気を抜かない。来年は全日本チャンピオンを目指して開幕戦から表彰台に乗れるように頑張りたい」と決意を表明。さらに故郷を盛り上げたいという思いで真庭市章をあしらった自身のヘルメットを提示し、「地元のために活用したい」という意志を示した。
太田市長は「体力づくりから研究まで挑戦することは地道な努力の積み重ねだと感じている。若い人たちが目標に向かって努力し、活躍するのはうれしく思う」と激励した。