特殊詐欺被害を未然に防いだとして、岡山県津山署と同署管内防犯連合会はこのほど、同県津山市にあるファミリーマート津山野介代店=上山晃平オーナー=と、店員の田部仁哉さん(16)=津山高専1年、竹元悦子さん(68)に感謝状を贈り、功績をたたえた。
同署などによると、1月13日、田部さんは同店を訪れた80代女性から5万円分の電子マネーカードの購入方法を尋ねられ、使い道を聞いたところ「5億円が当選したメールが届き、その関係で必要」と答えたため、特殊詐欺と判断。竹元さんと協力して女性を説得し、購入を止めるとともに警察へ相談に行くよう促した。
津山署で贈呈式があり、入江一男署長が感謝状を手渡した。2人は「これからも困っている人がいたら積極的に声をかけてコミュニケーションを図り、特殊詐欺被害を防ぎたい」と話していた。