「JA晴れの国岡山」が発足/岡山県

経済・産業
         

 岡山県内の8JAが合併して1日、「JA晴れの国岡山」=本店岡山県倉敷市=が発足した。正組合員数は約10万人で全国最大規模。これまで度重なる再編を経てきた県内組織は、新JAとJA岡山=岡山県岡山市=に集約された。
 経営基盤強化、業務効率化に向け、JA岡山東、岡山西、倉敷かさや、つやま、まにわ、勝英、びほく、阿新の管理部門を集約。監査部門と改革推進部門は県農業会館=岡山市=に置いた。合併により人材、施設、資金などの経営資源を結集し、専門能力ある職員の適切な配置、より柔軟な事業展開などのスケールメリットを見込む。代表理事組合長には前岡山西組合長の石我均氏が就任。
 これまでの8JA本店は各エリアの「統括本部」となり、JAつやま管内は津山統括本部=岡山県津山市=と14支店1出張所に再編された。津山のトップは前専務理事の中西直政常務理事(67)が務め、前組合長の内田久士氏(72)は本店で経済・生活担当の常務理事に就任した。
 中西常務理事は「8JAそれぞれの強みを生かし、組合員、住民のニーズに応えて農と暮らしを支え、地域に愛される新JAを目指して役員一丸となって取り組む。合併を組合員に評価されるよう地道に努力していく」としている。
 JA晴れの国岡山の正組合員数は10万468人、正職員数2161人、貯蓄高1兆3403億4517万円、長期共済保有高4兆122億9000万円、農産品などの販売高261億3587万円、農業資材の供給高250億6121万円(いずれも3月末現在)。


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