津山市文化協会のホームページの運営が来年度から始まるのに先駆けて「Web研修会」(同協会主催)が20日、津山文化センター=岡山県津山市山下=で開かれ、同協会の会員たちがITの安全な活用について理解を深めた。
12月の第1週目から計3回にわたって開催されている講座で、最終日のこの日は協会に所属する各団体の代表者10人が参加。事業のデジタル化を支援する団体「日本10X(テンエックス)デザイン協会」の認定講座資格を持つ高木由紀さん(42)が講師を務めた。
参加者は持参したスマートフォンやパソコンを使い、受信したメールやネット上から情報を読み取るなどの基本的な作業を学んだ。指定のWebサイトにアクセスできるようにするためには、サイトのアドレス(URL)を指し示した「ハイパーリンク」や「QRコード(二次元バーコード)」をメールに添付する方法があることが紹介され、熱心に耳を傾けていた。
津山番傘川柳会に所属する谷川香與さん(72)は「苦労したが、ようやくしくみがわかってきた。まだ十分に理解できた状態ではないので勉強していきたい」と話した。
同会は幅広い世代へのPRとイベントの集客拡大を図り、広報のデジタル化を進めている。角野功一副会長(60)=みゅーじかる劇団きんちゃい座所属=は「会員のみなさんが気楽にITを活用し、作業の効率が上がるようになれば」と語っている。