下高倉西の尾島言音(ペンネーム・いちごいちえ)さん(60)が、焼きイモが大好きな犬が主人公の絵本『作州ジャ犬のいちねんかん』(A4判、26㌻)を自費出版した。
農業普及指導員の夫・賢治さん(60)と構想を温めてきたシリーズの2作目。コロナ禍のなか自粛生活が続く子どもたちに「時間旅行を楽しんでもらいたい」と制作した。言音さんが文と絵を手掛け、前作同様に美作市在住の翻訳家・丘野菜穂さんによる英訳を併記している。
左目の周りに大きなハート模様があるほっこり絵柄の〝作州ジャ犬〟が1月から12月の各月、ひな祭りや遠足、七夕、クリスマスなど季節ごとの行事や風習を体験する。11月はたき火をして大好きな焼きイモを食べている。
「コロナで大人も子どもも大変な思いをしている。絵本を通していろんな所へ行って楽しんでいただけたら」と言音さん。
絵本は100冊つくり、市立図書館や県立図書館などに寄贈した。柿木書店(新魚町)で販売中。1冊1000円(税込)。
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できあがった絵本『作州ジャ犬のいちねんかん』を手にする尾島言音さん、賢治さん夫婦
『作州ジャ犬のいちねんかん』自費出版
- 2020年12月17日
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