津山商業高校の生徒は、城北西・東地区に住む84歳以上の一人暮らしのお年寄り138人に手作りの手袋を贈った。
昨年に続き「『孫心』(まごころ)届け隊プロジェクト」の一環で行った。手袋は家庭クラブ員の3年生151人がひと針ひと針丁寧に縫い上げている。内側にはプードルファーと呼ばれる柔らかくふっくらとした生地を使っており、温かくて手触りの良い一品となっている。
同校(山北)で出発式が開かれ、家庭クラブ会長の小田彩乃さん(情報ビジネス科3年)らが「これから寒くなる時期に温もりを届けてほしい」とプレゼントが入った袋を同区の民生委員に手渡した。
この後、民生委員ら34人が分担して高齢者の家まで届けた。上河原の黒瀬皖江さん(85)は「いつも気にかけていただいて、感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔で話した。
同プロジェクトは歳末たすけあい募金を活用し、市社会福祉協議会と家庭科を学ぶ生徒で結成する家庭クラブの主催で毎年実施している。例年は生徒たちが手作り弁当を届けていたが、昨年からコロナ禍の影響で内容を変更して続けている。
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民生委員にプレゼンを預ける生徒たち
『孫心』(まごころ)届け隊プロジェクト
- 2021年12月27日
- 医療・福祉