岡山県津山市二宮の小林芳美さん(73)による水彩画の個展が、沼のくらやアートホール(岡山県津山市)で開かれ、優しい味わいの意欲作が来場者を魅了している。2日まで。
透明水彩による近作40点を出展。青いワンピースを着た少女や髪を結う女性、丘一面を覆うセイタカアワダチソウ、電柱にからまるツタといった身近な画題を淡いにじみで印象的に表現している。さらに、点描による津山城の石垣、東一宮のケヤキ並木も目を引く。
このほか、ツユクサやフキノトウなど散策中に見つけた野草を描いた絵はがきも並ぶ。
小林さんは「4年半ぶり2度目の個展。にじみの面白さ、透明水彩画の世界を楽しんでほしい」と話している。
【小林芳美さん個展】約40点の優しい味わいの意欲作が来場者を魅了 / 岡山県津山市