岡山県鏡野町の男山登山口から上った山中でクリスマスローズがたくさん咲く場所が見つかり、「とてもきれい」と話題になっている。
発見したのは同町古川の矢内州子さん(75)。町を一望できる男山で景色を楽しみ、下山する時に見下ろすとかれんな花が一面に咲きそろう光景が。「白色や赤紫色など、これだけたくさんのクリスマスローズが咲く姿は見たことがない。うつむいて咲く控えめな姿が愛らしい」と語る。
同所は近くに住む安藤惠美子さん(80)が手入れしている約10㌃の花畑で、里帰りしてから20年以上も手入れをしているという。当初は野菜を作る畑だったが、イノシシが食べてしまうので、育てるのを花に変更。自然に交配を繰り返して増えていったという。アネモネといった他の品種も畑やその周辺に咲き乱れ、華やかな雰囲気を醸し出している。矢内さんは「長年畑を守っているのはとてもすごいこと。いつまでも元気で過ごしてほしい」と話していた。
クリスマスローズは学名を「ヘレボルス」といい、クリスマスのころに咲くことにちなんで名付けられたが、12月中旬から2月ごろまでの冬に見ごろを迎えるのは原種系の「ヘレボルス・ニゲル」で、2月下旬から早春を彩るのは「ヘレボルス・オリエンタリス」という系統。日本では両方ともクリスマスローズと呼んでいる。ちなみに欧米ではヘレボルス・オリエンタリスをキリスト教の四旬節(レント)のころに咲くとして「レンテンローズ」と呼んで区別している。
