湯村温泉観光協会が27日、「津山さくらまつり」開催中の津山城三の丸で一日限定の足湯無料体験を行った。
桜のつぼみが膨らみ始める中、津山城の三の丸つるまる広場に同会がオリジナルで作った木製の桶2台を設置。昨日の昼、源泉からくみ上げたばかりの3000リットルの湯でかけ流しの足湯を行った。
駒場東邦日本之城研究会=東京都=の研修で津山城を訪れていた中山航太郎くん(13)と芦澤亮成くん(13)は「敵を足止めする階段がすごかった」「昔からの石垣も多く、面白かった」と足湯を楽しみながら、話してくれた。
同会の西村一彦副会長(70)は「湯村温泉は夢千代の里として知られています。メタケイ酸が豊富で、美肌に期待できる温泉とも言われています。足湯体験は一日だけの開催ですが、これをきっかけに湯村温泉に来てほしいです」と話した。
湯村温泉は兵庫県北西部、日本海側の山陰地方に位置し、鳥取県に接する地域にあり、嘉祥元年(848年)に慈覚大師によって開発されたといわれる温泉。無色透明の熱泉で豊富な湯量。