【GW特集】 地元の味覚を堪能できる憩いの場 「がいせんざくら新庄宿」/岡山・新庄村

経済・産業 人気ナンバーワンの牛餅丼=岡山県新庄村で
人気ナンバーワンの牛餅丼=岡山県新庄村で
         

 国道181号沿いに位置する道の駅「がいせんざくら新庄宿」は、石州瓦を模したあずき色の屋根の、全面ガラス張りで木材をふんだんに使った温かみあふれるデザインと、取りそろえた豊富な特産品が特徴。新庄村の美しい自然と、出雲街道の宿場町として栄えた歴史的な風景を楽しみながら、地元の味覚を堪能できる旅人たちの憩いの場として人気を集めている。

 モダンで快適な施設は、広々とした駐車場や清潔なトイレ、無料WiーFi完備の休憩所、充実した「村のマーケット」や「村の食堂」など、訪問者のニーズに応える設備が整っている。

 新庄村といえば、特産品の「ひめのもち」。昼と夜の温度差が激しく、源流が流れる新庄村は、美味しいもち米の生産に最適な条件で、フルーティーな香りとほのかな甘味が大きな特徴。自社工場で製造したバラエティー豊かな商品を提供しており、そのもちもちとした食感と豊かな風味がファンの心を捉えて離さない。

 製麺工場で作られる米粉麺は、もちもち感を存分に生かし、うどんや中華麺などに加工されている。村のマーケットでの販売のほか、村の食堂のうどん、ラーメンなどで味わえる。

 自社工場製品のほか、県内のさまざまな業者とコラボした、地元の素材をふんだんに使った多彩な商品がずらりと並ぶ。いま一押しなのは、特産品のサルナシのリキュール「まどか」。米粉の「餅月せんべい」はジャパンフードセレクショングランプリ受賞作だ。地域の伝統と最新の技術を融合させた一品一品の、その品質と味わいが高く評価されている。

一押しのサルナシのリキュール「まどか」を手にするスタッフ
一押しのサルナシのリキュール「まどか」を手にするスタッフ

 食事も当然、抜かりはない。うどんやラーメン、カレーやどんぶりにいたるまで、地元の野菜や肉をふんだんに使ったメニューは、訪れる人に新庄村の自然の恵みを感じさせてくれる。名物の牛餅丼は、牛丼のご飯の代わりに、ひめのもちを入れた逸品。新庄ししメンは、米粉麺と、地元猟師が血抜きしたシシ肉のくん製のチャーシューを組み合わせた絶品ラーメンだ。

 訪れるたびに新たな発見がある道の駅。広報担当の栃澤まどかさんは「新緑がきれいな季節です。爽やかな空気と一緒に村の魅力を存分に楽しんでください」と話している。

米粉麺とイノシシチャーシューの「新庄ししメン」
米粉麺とイノシシチャーシューの「新庄ししメン」


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