B’z凱旋コンサートに思いを寄せて・東西南北|おかえり稲葉さん2017
私事で恐縮だが、6月に葬儀で東京、7月は同窓会で大阪へ行き、両会場で「B’zが津山に来るのでは」と言われた。「B’zの稲葉は津山出身、高校の後輩だ」との日頃の吹聴のたまものである。葬儀で久しぶりに会った親戚からは「1年がたつのが早くなった」の声。生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例するとされる「ジャネーの法則」が知られる。つまり10歳の1年が10分の1に対し50歳の1年は50分の1となり、年長者ほど短く感じるわけだ。
同窓会では思い出話は出たが、ジャネーは耳にしなかった。サッカーとゴルフが趣味の根っからのスポーツマンだった友人は、憧れのギターを習いおやじバンドを結成したと、生き生きと話した。次にマスターしたいバイオリンとフルートも購入済みだそうだ。新しい挑戦から生まれる新鮮味や感動がジャネーを打ち破るのだろう。
B’z凱旋コンサートの人出は、本番の22日と翌日を合わせ5000人と想定。津山文化センター周辺が鳴り、中心部までファンの波が押し寄せるかもしれない。
市民の記憶に残るイベントで、おもてなしの準備に取り組む関係者、市民有志にとっては大きな感動とその余韻が待っていると確信する。B’zのお陰でこの1年をちょっぴり長く感じられるかもしれない。公演と歓迎イベントの成功を祈る。