詩の朗読会「丹後山 詩の朗読の夜 第七十四夜」が6日、岡山県津山市上之町の浄円寺で開かれ、地域内外の人らが文学に触れながら心落ち着く時間を過ごした。
新しい交流の場となり、自身でも詩を作りたいと思えるようにと企画し月に1回開催している。
この日は、同寺住職の大山二郎さんをはじめ、6人が参加し、雑談を交え、近況、興味関心があることなどを話しながらアイスブレイクした後、一人ひとり持ち寄った自作詩、小説のあらまし、詩人が書いた作品などを朗読。参加者は静かなお堂の中に心地よく響く“声の力”に聞き入りながら情景を思い浮かべていた。
その都度感想などをざっくばらんに交わし書かれた時代背景の話や言葉一つひとつの意味を考えるなど自然と文学への知識を深める場面もあった。
鳥取市から来ていた森本富士子さん(81)は「言葉のおもしろさ、それの捉え方がみんな違いとても楽しく興味深い時間を過ごすことができている」と笑顔で話した。
詩人でもあり、企画者の吉田省吾さん(39)=大谷=は「詩に興味がある人、書きたい人などに来てもらいたい。詩を通じて交流も深まり新しい居場所にもなる」「人が集まることでたくさんの話ができ、世界観が広がる場にもなるのでぜひ足を運んでほしい」と話している。
問い合わせは、吉田さん(TEL:080ー8578ー9670)。
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