本年度「津山市老人クラブスポーツ祭」(市老人クラブ連合会主催)が9日、岡山県津山市の津山総合体育館で開かれ、市内25地区・支部のお年寄り計240人がさまざまな種目を通じて交流を深め、心地よい汗を流した。
毎年恒例の大会で、開会式では日下和夫会長が「楽しく、愉快な1日となるように過ごしましょう」とあいさつ。加茂支部の木本俊彦さんが選手宣誓を行った。この日はボランティアの一環で美作大学の学生も参加し、運営を手伝った。
準備体操の後、競技では5ブロックに分かれて4種目を実施。ボール送りリレーでは参加者が一列に並び、正面を向いたまま頭の上から後方の人へ渡すプレーに挑戦。チームが息を合わせて上手にパスを行い、その速さを競った。車いす体験リレーでは参加者たちは実際に車いすを上手に操作してコースを往復。このほか玉入れなども行い、仲間たちの応援を背に元気よく体を動かし、充実した時間を過ごした。
杉山満寿子さん(74)=久米支部=は「体調を崩してから3年ぶりに復帰した。とても楽しみにしていたので参加できてうれしい。無理なく体を動かしながら久々に会う友人と会話が楽しめるのが良い。健康寿命を延ばして来年も再来年も参加できるように頑張りたい」と笑顔で話していた。
