陶芸体験の出前授業が12日、成名小学校=岡山県津山市=で開かれ、4年生13人が地元の陶芸家・奥田福泰さん(72)に教わりながら絵皿作りを楽しんだ。
地域の産業や手仕事を知る学習の一環で、ビニールシートを敷いた教室で要領を聞いて開始。児童たちは粘土を板にはさんで踏むなどして平らに伸ばし、円形や楕円形にしていった。
表面を滑らかにした後、へらで描線を彫り、そこに釉(ゆう)薬状の色粘土を筆につけて作画。「発色がよくなるよう濃いめにのせ、重ねるならトーン差のある色を」などとアドバイスを受け、それぞれ考えておいた図案を見ながら雪だるま、月とウサギ、イルカ、動物のキャラクターといった絵柄を描いた。
池田ウンミさんは「トナカイが可愛く塗れた。焼いたらどんな風になるか楽しみ。お母さんにプレゼントしたい」とにっこり。
作品は奥田さんが工房で自然乾燥させた後、窯で素焼き、本焼きし、来月24日の出前授業で児童に手渡される。