くすのき賞

歴史・文化 くすのき賞
         

 津山市文化連盟は、地域の文化や芸術の発展に寄与した個人・団体を顕彰する本年度「くすのき賞」受賞者に、木工芸作家・重松次壽さん(77)=南方中=を選び、16日に贈呈式を行った。
 重松さんはJRを退職後、2000年に津山高等職業訓練校に入校し、卒業後に1級家具制作技能士の資格を取得。06年に木工芸の県重要無形文化財保持者・國本敏雄氏(真庭市)の門下となった。07年に津山工芸展で市観光協会長賞、その後も県展や日本伝統工芸展などで受賞歴があり、昨年には日本工芸会正会員として認定を受けた。現在、久米文化協会主催の木工教室の講師として伝統文化の継承に励んでいる。
 式は山北の東庁舎であり、八木芙佐子会長がクスノキ製の盾と賞状などを贈り、「熱心に研さんを続け、その技術を伝える功績が市の文化振興に寄与している。今後もその技を磨き、一層の活躍を期待したい」とたたえた。重松さんは「生徒のみなさんもいい作品ができている。これからも生きがいとし、研さんを積みたい」と述べた。


1くすのき賞を受賞した木工芸作家の重松さん

2重松さんの作品


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