「収支合わず休止の事業所も」 ”これからの介護”で市長と意見交換 「地域のマンパワー活用を」/岡山・津山市

行政・公共 ざっくばらんに意見を交わす谷口市長と参加者
ざっくばらんに意見を交わす谷口市長と参加者=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市の谷口圭三市長と懇談する「津山(まち)づくりミーティング」が24日、同市役所で開かれ、「これからの介護について」をテーマに介護現場で働く3人と意見交換した。

 市介護保険事業者連絡協議会の西村佐知子副会長(居宅介護支援事業所なかしま)、福田哲也理事(特別養護老人ホームサンシティーうぐいす)、今田誠司理事(介護老人保健施設エスポアール城西)が参加した。

 3人は介護職の現状について「市内にはデイサービスの収支が合わず、休止する事業所もある」「従事者の確保が難しい」と説明。仕事のやりがいとしては「利用者は人生の大先輩なので、その生きざまを見ることがとても勉強になる。関わりを持たせてもらって楽しい」と話した。

 今後の介護については「地域と関わりたくないという人もいるが、年を取ると自由にならない体になる。多職種連携や住民活動など地域を支えるマンパワーを活用しながら、住み慣れた所で暮らしていける活動をお願いしたい」との声もあった。

 市長は、「みなさんに地域を支えてもらい、感謝したい」と述べた。同ミーティングはより良い津山をつくるため、市民の考えを聴こうと19回目。


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