高齢者男性の介護予防を目的とした「俺の野菜づくり講座」(津山市高齢介護課主催)の修了式が29日、山北の市役所東庁舎で開かれ、受講生13人が修了証を受け取り、農作物の栽培に励んだ1年を振り返りながら思い出話に花を咲かせた。
同講座は、家にこもりがちな65歳以上の男性たちが積極的に社会参加できる場所をつくろうと2021年度末ごろに初開催。趣味や生きがいを見つけて生き生きとした時間を過ごしながら健康維持や増進も図っている。参加者は月1回の実習を受けたほか、交代で畑を管理しながら野菜を育て、地域の子どもらと収穫を楽しんだ後は、NPO法人に寄付して社会貢献も行った。
式では髙谷祥敬同課長が「これからも学んだ経験を生かして、充実した生活を送ってほしい」とあいさつ。一人ひとりに修了証が手渡された。
今回初めて参加したという山口正憲さん(71)=加茂町公郷=は「野菜が育つ姿を見るとやりがいを感じたし、参加したみんなとは和気あいあいと交流を深められた。とても楽しかった。来年も参加する」と話した。
同課では現在、2月27日午前10時から一宮公民館(東一宮)で始まる次期講座の参加者を募集している。締め切りは2月20日。
申し込み、問い合わせは、市高齢介護課(TEL:0868-32-2070)。