郷土料理を健康的な食事にアレンジしたレシピを競う第5回「ご当地タニタごはんコンテスト」(同実行委主催)の全国大会に、美作大学食物学科(岡山県津山市)の2年生らでつくるチームが出場する。「食材にこだわった岡山の郷土料理の魅力をアピールし、優勝を目指したい」と意気込んでいる。
メンバーは牧原直太朗さん(20)、村上柚花さん(19)、管理栄養士の資格を持つ住吉友香助手(33)。募集テーマは「免疫力・抵抗力がアップする食材をバランスよく取り入れる」で、「黄ニラ香る贅沢(ぜいたく)おかやまばら寿司」「ジャンピーばち汁」「桃太郎トマトの淡雪かん」の3品を考案した。
同ばら寿司には免疫効果が高いという赤酢(粕酢)を使用し、巨大胚芽米玄米(COCORO)や、ショウガと大豆を加えることで風味と食感、栄養価につなげた。黄ニラやアスパラガスといった地域の食材をふんだんに使い、豪華で彩り豊かに仕上げている。
1食あたり500〜800キロカロリーといった目安があり、減塩に工夫を凝らして基準をクリア。全国5ブロックで行われた書類選考で全国大会出場15チームに選ばれた。大会は20日に東京で開かれ、レシピのプレゼンテーションを行う。グランプリには賞金50万円が贈られ、上位入賞チームに商品化に向けたサポートが行われる。
牧原さんと村上さんは「調味料まで岡山づくしとなっており、晴れの国岡山のこだわりの食材と特産品を生かした郷土料理を全国にアピールしたい」と話している。
(写真)全国大会に出品する郷土料理を手にする美作大学2年の牧原さんと村上さん(左)
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