勝山中学校=岡山県真庭市=で19、21日、キャリア教育の一環として「地域資源を生かしたお土産」を考える探求型学習の授業が行われ、1年生がパソコンを活用してマーケティングに役立つ知識や手法を学んだ。
同市が大手電気通信事業者・KDDI=本社・東京都=と連携して取り組んでいる産業人材育成事業の一つで、初めて中学校で実施。1年生40人は勝山地域に観光の目玉となる商品があまりないことを課題として挙げ、観光客を引き付ける“ご当地土産”の開発をテーマに企画書の作成に挑戦した。
KDDI地域共創推進部の社員が講師を務め、人口知能(AI)を駆使した実践的な作り方を指導。「購入者となるターゲットの年齢や好みを想定して考えて」といったアドバイスを受けた生徒は、班ごとに分かれて話し合い、生成AIを使って複数の意見をまとめるなどして具体的な案を練っていった。
21日は、来校した勝山観光協会や地域活性化を図る住民団体らの前で考案した商品のプレゼンテーションを実施。同市の森林資源・ヒノキで作ったハンガー、地元の町並みを美しく彩るのれんの生地を使った人形から、食料品まで多彩なアイデアが披露された。大人たちは時には厳しく指摘するも、先見に優れた着眼点と発想を褒めていた。
松原都紀さん(13)と芦田みゆさん(13)は「誰に届けたいのか、興味を持ってもらいたいのかを考えていくのは大変だった。みんなの意見が一つにまとまり、アイデアが固まってきた時は楽しく感じた」「今回の授業で大切なことを学んだ。実際に多くの人が手に取るお土産を作って真庭市を発展させたい」と話していた。
