岡山県津山市の市立小中学校全35校で28日、2学期の始業式が行われた。長い休みを終えて登校した児童や生徒たちの元気な声が校内に戻ってきた。
厳しい残暑の中、東小学校は暑さ対策のため始業式をリモートで実施。全校児童268人(男子144人、女子124人)は教室で小瀬善浩校長らの話を聞いた。
小瀬校長は、津山市出身のサッカー選手・佐野航大選手らプロのアスリートを紹介し、「人生は良いことばかりではない。失敗もしてきた中で素直に結果を認め、次へと進んだ。みなさんには素直さと認める心、やる気を大切にして勉強や学校行事に励んでほしい」と語った。
その後、6年2組(19人)の教室では、担任の藤井宏光教諭が2学期の抱負として「今まで先生の指示を受けて動いていたが、中学生になる前のステップとして今度からは自身で考えて行動するようにしていこう」と呼びかけた。
内藤華穂さん(12)は「これから学習発表会などたくさんの行事が控えている。みんなで力を合わせて成功できるようにしていきたい」と話した。
その後、児童たちは夏休み中に制作した工作やポスター、自由研究などを見せ合い、その出来栄えを褒めるなどしていた。
このほか、県立の津山中学校は18日に始業式を実施した。