美咲町柵原地区出身のマルチタレント・さいたまんぞうさん(72)=本名・牛房公夫さん=の展覧会が同町久木の柵原総合文化センターで開かれている。歌手としてデビューしてから現在までの軌跡をたどった写真や愛用品などが飾られ、訪れた人の感心を集めている。3月8日まで
さいたさんは1980年に自主制作したコミックソング「なぜか埼玉」で有名に。駅員に扮し、首からラジカセをさげて歌を披露する「歌う駅員さん」が好評となり、テレビや映画にも出演をするようになった。現在も演芸場などで活動を続けており、2019年には映画「翔んで埼玉」の劇中歌として曲が取り上げられた。
小学生時代に担任を務めた實平千代子さん(84)=同町宮山=が
企画。同地区に訪れた時に地域住民らが撮った写真、さいたさんから提供を受けた品など約60点を展示している。マイク、衣装といった道具のほかに、宣伝用のポスター、雑誌、新聞の掲載記事、CD、レコードなどが並ぶ。
高校生の時の担任だった實平恒昭さん(80)=宮山=は「地元の誇りだと思っている。これからも応援したい」戸川美保子さん(84)=同町藤原=は「よくテレビで見かけていた。とても懐かしく感じる」と話した。
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さいたさんの展示品が並ぶ会場
さいたまんぞうさん展覧会
- 2021年2月26日
- イベント