第50回「高野さつき・山野草祭」が3日、高野本郷の高野公民館(岡山県津山市)で開かれ、季節感あふれる花々が来場者の目を楽しませている。4日まで。
地域の愛好家でつくる高野花木園芸友の会(香山哲之会長)の会員14人が、丹精込めて育てたサツキ約50鉢と山野草約130鉢を出展した。
サツキ盆栽は白やピンク、朱色の花が咲き競い、会場を華やかに彩っている。一つの株に2色混ざった「咲き分け」の美しさも見どころ。
山野草は、白色の装飾花が特徴のイワガラミやかれんなキョウガノコ、愛らしいノイバラなどで、寄せ植えやコケのあしらい方にも風情が漂う。このほか、清らかなアジサイや新緑のモミジも並び、訪れる人の心を和ませている。
さらに50回の節目を記念し、各日先着100人に花木の苗をプレゼントし、初日には茶席も設ける。
香山会長(75)は「今年も咲きそろってくれてほっとしている。色とりどりのサツキとさわやかな山野草に癒やされてほしい」と話している。