男女共同参画社会を目指す「さん・さん祭り2022」=同実行委、津山市主催=が9日、岡山県津山市のアルネ津山4・5階で始まった。市民らが多彩な催しを体験しながら、理解や学びを深めている。10日まで。
コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となる同イベントは、男女共同参画センター・さん・さんの利用団体が中心となって企画し、16団体が参加。作品展示をはじめ、アートや小物の制作体験、啓発セミナーなどを実施している。
4階・市立文化展示ホールでは、津山俳句を楽しむ会、書道の香燿会、華道家元池坊津山支部、手芸のパッチワークフレンズ、津山女性写真サークルのメンバーらの活動の成果を展示。多彩な力作が来場者の目を楽しませている。
10日午前10時から、臨床美術を通して脳の活性を図る「心のいやしと脳トレ臨床美術」や「まちかど悩みごと無料相談」を実施。同日午前10時半から、男女共同参画についての学習会、香り高いアロマ入浴剤を作るワークショップなどが開かれる。
同センターは「性別に関係なく責任を分かち合い、互いの人権を尊重できる社会について考えるきっかけにしてほしい」と話している。