岡山県津山市の最上位計画・第6次総合計画(2026~35年)策定に向け市長が諮問する審議会の最初の会合が9日、山北の市役所で開かれた。25年末までに8~10回程度の審議会と分科会を開き計画案を答申する。26年3月の総合計画策定を目指す。
計画は今後10年間で目指すまちの姿を実現するための基本理念や大綱を定める「基本構想(26~35年)と、大綱を具現化するための基本計画(26~30年)、人口ビジョンに基づいた地方創生の取り組みを定める総合戦略(同)で構成。津山の強み・特性を生かしたバックキャスティング手法を取り入れる。
無作為抽出の住民によるつやま未来デザイン会議や地区別・分野別懇談会、住民アンケート、パブリックコメントにより住民の参画を促す。
審議会委員は学識経験者や各種団体の代表ら24人で構成。三村聡岡山大学研究・イノベーション共創機構教授を会長に選出した。三村会長は「これからの10年は津山が生き残っていくための正念場。つくりたい未来を実装していく場にしたい」とあいさつ。
開会に先立ち、谷口圭三市長が委員に委嘱状を交付。谷口市長は「人口減少や少子高齢化などの諸課題を抱えるなか、DXや脱炭素など新しい取り組みを導入して、つくりたい未来を皆さんと共有して実現していきたい」と述べた。