「つやま地域×体験ツアー」が2022年12月17、18日、開かれ、来津した県内外の大学生や高校生たちは、城東地区や津山城周辺をめぐり、それぞれの視点で岡山県津山市内の魅力を発見するなどして楽しんだ。
市が今年度から始めた「地域とつなぐ関係創出事業」の一環で初めて開催。2か所に生活拠点を持つ「二地域住居者」をはじめ、さまざまな形で津山と関わりを持つ「関係人口」を増やすことを目的にしている。
初日は、岡山大学の有志たち7人と和田デザイン事務所社員がミーティングを重ねて企画した「まちづくりシュミュレーションすごろく」を実施。市内散策を通して見つけた気になるスポットを空欄のます目に書き込んですごろくの盤上を完成させるプログラムで、7人は初めに、つやま自然のふしぎ館(山下)や国の重要伝統的建造物群保存地区を見学。貴重な動物のはく製を興味津々なようすで眺めたり、歴史ある街並みの風景を写真に収めたりしていた。
教育学部3年・内田奏杜さん(21)は「自分が津山でできることを模索するきっかけになった。町おこしの手助けになるような企画を生み出せれば」と話していた。
18日は、インバウンド向けの情報発信を行っている「Rediscover Tsuyama」などが企画したツアーを開き、鳥取県の高校生たちが外国人講師たちを英語で案内するなどして交流を深めた。
つやま地域×体験ツアー