「つやま夢灯り庭園」(実行委主催、津山青年会議所共催)が25日夜、岡山県津山市の国名勝・衆楽園で開幕する。園庭が鮮やかにライトアップされ、「夢」をテーマにした光のアートが漆黒の庭園を彩るなか、幻想的な回遊を楽しめる。報道向けの内覧会が前夜にあった。
随所にライトアップが施され、淡く光る木々や建物が情緒的に浮かび上がるなか、4組のアーティストが7カ所にミラーボール、デジタル、竹、鉄アートを配置した。
迎賓館前には巨大な、色鮮やかに光を放つハスの花が現れ、紅葉島では光を乱反射させ輝く鏡のボールが浮かぶ。色彩豊かな光と、きらびやかな光景が池の水面に浮かび、異世界のような風景が広がっている。
今イベントは一昨年5月に予定していたが、新型コロナ感染拡大のため延期。追加費用をクラウドファンディングで募り、開催にこぎつけた。実行委会長の金田長一郎さん(39)は「津山を衆楽園ともに全国の人たちに知っていただきたい。そしてコロナ疲れを癒していただけたら」と話している。
3月21日まで金、土、日、祝日の開催。25日から4月10日までさくら祭りの期間は毎日開く。午後6時から9時半まで。観覧料は高校生以上1000円、小中学生500円、未就学児無料。
問い合わせは、実行委(☎080‐8738‐8082)。