「つやま子ども観光ガイド育成塾」が31日、山下のつやま自然のふしぎ館で開講し、市内の小中学生8人が観光案内の実践に向けて必要な知識を学んだ。
同館と津山郷土博物館(同所)をテーマにした全5回講座の初日で、小学4年〜中学2年の女子6人、男子2人と父母が参加し、世界の貴重鳥獣のはく製など約2万点の標本を収蔵する13の展示室を見学。
森本信一館長らが講師を務め、アジアの動物が並ぶ第5室では「ニホンカワウソはすでに絶滅したとされ、アムールトラは絶滅危惧種とされる」、昆虫類の第4室では「木の葉に擬態したチョウ、羽の模様をヘビの頭に似せたガもいる」といった説明を受けた。子どもたちはメモをとりながら興味津々に見聞きし、質問もしていた。
弥生小5年・山?里穂さん(11)は「初めて見る生き物の標本がたくさん展示されていて驚いたし、希少な動物の話を教えてもらえて楽しかった。ふしぎ館の魅力を伝えられるように頑張りたい」と話した。
今後、郷土博物館についても学び、10月30日にはどちらかの館でガイドにチャレンジする。同育成塾は郷土を誇りに思い、魅力発信できる人材の育成を狙いに市教委などが2019年度から継続。
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自然のふしぎ館で展示の説明を受ける参加者
つやま子ども観光ガイド育成塾
- 2022年8月1日
- 教育・保育・学校