つやま子ども観光ガイド育成塾子どもたち実践

歴史・文化 つやま子ども観光ガイド育成塾子どもたち実践
         

 津山の歴史や文化を学び発信する「つやま子ども観光ガイド育成塾」(津山市教委など主催)の5回目が20日、大谷の津山まなびの鉄道館で開かれ、これまでに調べた成果として実地で観光案内に挑戦した。
 2年目の本年度は鉄道遺産をテーマに市内の小中学生8人が参加。8月から西日本鉄道OB会津山支部と同館職員らを講師に学んできた。最終日のこの日は7人が参加し、扇形機関車庫の歴史や収蔵車両の特徴などについて1人ずつ発表した。
 保護者や友人ら約30人を前に、「このキハ52は日本で最後に残った3両のうちの一つです。エンジンは二つついています」「扇形機関車庫は国内にある扇形機関車庫の中でも2番目の大きさを誇ります。その名の通り扇のような形をしています」とはっきりと落ち着いた声で案内。「DE50形はなぜ1台しか作られなかったのでしょう」など、クイズも交えながら分かりやすく説明し、大きな拍手が送られた。
 このあと修了式があり、同館の稲葉伸次館長から一人ひとりに修了証が手渡された。河辺小6年の辻橋穂登君(12)は「緊張したけど頑張れた。育成塾を通して鉄道のことがとても勉強になり、もっと好きになれた。友だちや親せき、津山に来た観光客を案内してみたい」と話していた。


津山まなびの鉄道館を観光案内する子どもたち


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