夏休みの自由研究に向けた出前講座が17日、岡山県津山市の成名小学校で行われ、3~6年生約60人が理科の実験を通して研究の手順やまとめ方などを教わった。
科学に親しんでもらおうと、地元の陶芸家・奥田福泰さんが来校。「水より重い1円玉が水に浮かぶのはなぜ?」をテーマに実験を行った。
水を入れた容器と1円玉が用意され、児童が体験。「1円玉を水平にゆっくり水に置きましょう」とアドバイスを聞き挑戦すると、1円玉が浮かび、子どもたちは不思議そうな表情を見せていた。浮かんだ理由を考えて発表した後、物を浮かばせようとする「浮力」についての実験も行った。
奥田さんは目的や方法、結果の予想といったまとめ方も紹介し、児童は「自由研究に生かしたい」と話していた。