【ひとひと】ガット経営戦略室長・廣瀬吉嗣さん 「電力の地産地消で危機管理と経済循環を」/岡山・津山市

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株式会社ガット経営戦略室長・取締役 廣瀬吉嗣さん
         

 ◆「津山にグリーン・トランスフォーメーション(GX)を」 岡山県津山市の株式会社ガット経営戦略室長・取締役 廣瀬吉嗣さん(62)

 

 つやま産業支援センター統括マネージャーを務めた際はデジタルトランスフォーメーション(DX)に注力。いまはガット(本社・同市山北)の経営戦略室長として地方自治体のGXに取り組んでいる。環境とグリーンエネルギーを軸に多彩な事業を展開している。

 

 初期投資0円で発電設備を設置し、その電力を利用することで電気料金とCO2削減ができる「PPAモデル」を公共施設に導入する事業を同県新見市と連携して進めており、3月から新見公立大など3施設で電力供給が始まった。県内でグリーンエネルギーによるPPAの先陣を切った。

 

 「電力の地産地消は災害に備える危機管理はもとより、地域経済循環の促進にもつながります」


 栃木県壬生町出身。何かと津山に縁がある。鉄道ファンで、国鉄全線走破しており、「旧津山扇形機関車庫は聖地」。また富士ゼロックスの事業部長を務めた際は、津山中央病院での電子カルテ導入の実証実験に携わった。

 

 ICTの専門家として全国で仕事をするうちに「地方を元気にする仕事がしたい」と思うように。「岡山は災害の少ない安心・安全な地域。安定した電力基盤を整備することでさらに全国の防災バックヤードになる。大好きな鉄道のまち津山をクリーンな電力基盤で元気にしたい」

プロフィル 神奈川県大磯町、津山に単身赴任。62歳。


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