岡山県津山市加茂町塔中の石原豊子さん(74)が、約2年かけてパッチワークで「阿弥陀如来」を完成させた。
20年ほど前から趣味で楽しんでおり、地元の教室にも通っている。「自分の心と向き合い、穏やかな気持ちで人生を過ごしたい」と思い立ち、ほかの作品も作りながら心を込めて作製。買ったり、譲ってもらったりした古布を用い、自分で書いた製図を基にして一針一針丁寧に縫い合わせていった。縦130㌢、横97㌢で、掛け軸のように仕立てている。
「無になりながら一生懸命作った。パッチワークは生きがいで、鉢を持っている時が一番楽しい」と作品を眺める石原さん。「コロナが早く収まり、普通の生活が送れる世の中に戻ってほしい」とほほ笑んだ。
ひと散歩みち 生きがいはパッチワーク
- 2023年1月19日
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