ひるぜんワイン=岡山県真庭市=が出品した2種類のワインが、国際ワインコンクール第7回「サクラアワード2020」で入賞を果たした。
日本の業界で活躍する延べ560人の女性が審査員を務め、全国の小売業者が注目する国内屈指で世界でも珍しい大会。イタリアやフランス、スペイン、アメリカなど有名国から計4333点が出品した。同社の2点は、審査員の平均点が93〜100点の品に与えられるダブルゴールド(全体の約5.9%、日本で11点)に「三座 赤」、88〜92点のゴールドに「岡山ピオーネ」が選ばれた。
「三座 赤」は2017年のゴールド受賞を超える快挙。ヤマブドウ(40%)とヤマソービニオン(60%)をブレンドした辛口の味わい。一方、岡山ピオーネはゴールド獲得の上、今年新設された日本の女性に人気の高い甘めのワインを評価する「デザートワイン」部門でベスト10入りを果たした。100%県内産のピオーネ(うち70%は真庭市内産)を皮ごとつぶして出たジュースを凍らせ、先に溶けだした濃い部分だけを取り出して発酵させている。
同社は「これまでの地道な積み重ねが認められた。生産量が少ない中で、ブドウの栽培から醸造まで一貫して取り組んできたことが客観的に評価されたと感じている。これからもヤマブドウの持つ可能性をさらに引き出していけるよう、努力したい」としている。
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ダブルゴールドを受賞した「三座 赤」
ひるぜんワイン、、国際ワインコンクール第7回「サクラアワード2020」で入賞/岡山・真庭市