ふくしまっ子津山でのびのび元気回復2022夏休み親子保養プロジェクト(同実行委主催)が31日から、神代の久米ロッジで行われている。福島第一原発事故の放射線影響下にある福島県を中心にした5家族12人が10日まで滞在し、豊かな自然の中での多彩な体験を通して心身をリフレッシュさせている。
3年ぶりに実施し、コロナの感染リスクを減らす工夫をしながら行っている。子どもたちは実行委スタッフらに教わり、交流を深めながら竹細工の工作、そうめん流し、倭文川での川遊び、蒸しパン作りといったプログラムを満喫。掃除や学習タイム、食事作りなどにも励んでいる。
3日は鉄板を使ってお好み焼きの調理に挑戦し、みんなで楽しく味わった。「紙芝居おじさん」こと、先廣司さんによる昔ながらの紙芝居の上演もあり、大人も子どもも興味深そうに観賞。このあと焼き板の工作を楽しんだ。
福島県矢吹町の高校3年・大木貴斗さん(18)と弟の小学6年・帝我君(11)は「福島に比べて津山は暑いと感じたけど、自然がとても多くて川遊びなどが楽しかった。虫捕りをもっとしてみたい」と話していた。
同プロジェクトは12回目で、これまでに100家族以上を受け入れている。
p
そうめん流しを楽しむ子どもたち