岡山県津山市のINNーSECTで、社会起業家でまちづくり専門家のエリア・イノベーション・アライアンス代表理事・木下斉さん(41)=東京都=を講師に招いた講演会が開かれた。
木下さんは高校生時代からまちづくり事業に取り組み、全国各地の地域再生会社へ出資、役員を務めている。主な著書は『まちづくり幻想』『稼ぐまちが地方を変える』など。
「稼ぐローカルビジネスが地方の未来をつくる!」と題して講演。「まちを盛り上げるには、エリア・イノベーションが必要」と強調したほか、「家賃が高い一等地の物件を買うのではなく、路地裏などの比較的家賃が低く状態がいい物件を借りることから始めて」と語った。
「ピンを打つように、市場はあるけど誰もやっていない事業を狭いエリアで増やしていく。そうすることで、まちに人を集め、地価を上げ、インカムゲイン(家賃収入)とキャピタルゲイン(売却益)の両方が増えるまちづくりを」と訴えた。
岡山県北の事業アイデア創出コミュニティ「Homing」(レプタイル主催)の今年度3回目の講義。45人が聴講した。