環境に配慮した食のイベント「まにわエコグルメDay」が28日、真庭市久世の市役所で開かれた。飲食店7店舗がリユース食器で料理を提供し、来場者も容器や水筒などを持参して楽しんだ。
SDGs(持続可能な開発目標)達成に取り組む同市が、12番目の目標「つくる責任つかう責任」をテーマに初めて企画。〝物を捨てない暮らし〟を意識してもらおうと、使い捨ての箸や皿、コップを洗って使える食器に変えてごみの削減に努めた。
県内各地から多くの人が訪れ、地域産品を使ったカレーや台湾料理、そば、スイーツなどのグルメを満喫した。持ってきた容器に詰めてもらいテークアウトする人もいた。
会場に返却口を設けており、市職員が食べ終わった後の食器を受け取り、洗浄して各店舗に戻していた。
親子で参加した公務員の髙坂明美さん(37)=美咲町原田=は「楽しみながら環境のことも考える取り組みは、子どもにとってもよい勉強になる」。娘の奈音ちゃん(6)は「ごみ箱にごみがたまっていないのが、きれいだしすごい」と話した。
この日のイベントで出たごみの量は計45㍑で、このうち生ごみはバイオ液として再資源化する。
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持参したカップでコーヒーを買う来場者
まにわエコグルメDay
- 2021年3月4日
- イベント