岡山県真庭市の蒜山高原特産のスイートコーン「イエローダイヤモンド」の収穫が本格化している。果物のような強い甘みが特徴で、夏の味覚として人気だ。
朝晩の寒暖差が大きい高原気候で育まれたコーンはみずみずしく、糖度は18~21度にもなる。2020年にJA晴れの国岡山が、黄色い品種で朝採れの蒜山産をイエローダイヤモンドとして商標登録し、ブランド化を図っている。
蒜山上徳山などの畑で栽培する中村義彦さん(62)は、梅雨明け後の暑さで生育が早かったことから、例年より10日ほど早い12日から収穫。朝4時から畑に出て1本1本手でもぎ取り、背負いかごに入れていく。実太り、甘みとも上々という。
「生で食べてもフルーツのような甘さがあり、多くの人に味わってもらいたい」と話している。
