岡山県津山市中北上の少林寺で、「なんじゃもんじゃ」の木の花が満開。粉雪が降り積もったかのような可憐な咲き姿が新緑の境内を彩り、参拝者らの目を楽しませている。
モクセイ科の落葉樹「ヒトツバタゴ」。県内では珍しく、同寺では1987年に参道わきに植樹した。樹高約10メートルで、先週末から無数の糸状花をほころばせ、若葉を覆わんばかりに真っ白な花をたわわに咲かせている。
「この週末までは楽しめそう」と清涼晃輝住職(46)。「1週間ほどではかなく散る。誰にたのまれたわけではないのに、一生懸命咲いている。開創500年を迎えた今年も、いつも通りこのように咲いてくれありがたい」と話していた。