”みずみずしい果実” 温室桃収穫始まる 「初夏の味わいを」/岡山・勝央町

経済・産業 温室桃「はなよめ」を収穫する石川里江さん=岡山県勝央町で
温室桃「はなよめ」を収穫する石川里江さん=岡山県勝央町で
         

 岡山県内で唯一、温室桃を手がける勝田郡勝央町石生の農業・石川裕之さん(47)のハウスで1日、極わせ品種「はなよめ」の収穫が始まった。薄紅色を帯びたみずみずしい果実は、初夏の味覚として県内の百貨店にお目見えする。

 初日は石川さんの母、里江さん(71)が作業。大きさや色づき具合を確かめながら、重さ200グラム前後に育った実を一つひとつ丁寧にもぎ取っていく。玉太り、甘みとも良好といい、この日は約200個がJAの選果場に運ばれた。

 ハウス桃を栽培して35年という里江さんは「娘を育てるように、大きく、きれいな桃になるようにとの思いを込めて栽培した。岡山県の初夏の味をみなさんに味わってほしい」と話す。

出荷を待つ「はなよめ」
出荷を待つ「はなよめ」

関連記事


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG