みまさかスローライフ列車

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旧国鉄時代の気動車の外観デザインを施した「ノスタルジー車両」に乗って楽しむ観光列車「みまさかスローライフ列車」が23、24日、約3年ぶりにJR因美線津山―智頭駅間を運行。2日間で乗客計584人が沿線の風景と鉄道旅を満喫した。
 同車両は、朱色とクリーム色のツートンカラーが特徴で、昭和30代から40年代にかけて走っていたのを再現している。同線全線開通90周年を記念した特別ヘッドマークを取り付け、3両編成で緑豊かな山間の路線を走行した。
 津山―那岐駅間では、地域住民らが手作りの弁当や菓子、特産品を販売。また、映画「男はつらいよ」のロケ地となった美作滝尾駅(堀坂)では、俳優・故渥美清さんが演じる同映画の主人公「寅さん」にふんしたローカル鉄道実行委のメンバーらが出迎えた。観光客は記念撮影をしたり、限定グッズなどを買い求めたりして、思い思いの時間を過ごしていた。昭和初期から残る駅舎をじっくり眺める人もいた。
 浅口市から訪れた斎藤哲夫さん(76)と妻の啓子さん(72)は「県南とは違った趣のある風景が良い」、「空気が澄んでいて、涼しく心地よかった。ちょうどよい息抜きになった」と話した。
 同観光列車はJR西日本と県などが連携して開催している「岡山デスティネーションキャンペーン」の一環で運行した。


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